麻酔器本体や気化器・周辺機器への接触を防止する可動域制限機構を標準装備
前々回ご説明させていただいた通り、UL180シリーズは、
「すぐれた可動性」を持つモニターアームです。
可動しすぎると麻酔器や周辺機器に接触してしまうのでは?という心配をされる方もいらっしゃるかもしれません。
そのような心配をされる方のためご紹介したいのですが「可動域制限機構」です。
UL180シリーズモニターアームにはアームの根元の関節(回転軸)、コアアーム-延長アーム間の関節(回転軸)にリングが取り付けられています。
リングには穴が開けられており、その穴に手でピンを挿すだけでアームの水平方向への動きを制限することができます。
上の画像(右側)にある通り、アームの関節部のボディに1か所だけ少し突き出た部分があり、その部分の回転がピンによって妨げられることによって物理的にアームの可動が制限されることになるのです。
この可動域制限機構、構造としては非常にシンプルですが、麻酔器本体や気化器・麻酔器周辺の機器とディスプレイ・キーボード・アームの接触を防止するのに非常に有効です。
リング1つに2本のピンが付いているので、右回転・左回転ともに制限をすることができます。また、UL180シリーズ以外のほとんどのICWUSA製モニターアームにも標準装備されています。
安全性を重視するUL180シリーズモニターアームは、麻酔記録システムの設置におすすめです。